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小野伸二選手へ

決勝トーナメント進出おめでとう!!
  やはり得点を取ることがいかにサッカーにとって重要か再認識させてもらいました。
ちょっと気になるのが全日本チームの「ミドルシュートの精度」と「ボールをもらう時の動き」の問題です。 同じ決勝トーナメントに登ってきているチームのミドルシュートと比較すると精度が・・・ とくに守ってくるチームの場合(スウェーデン等は日本はペナルティーエリア外のシュートは怖くないと決めてかかってないか・・)にはペナルティーエリアちょっと外くらいからのシュートは武器になる。
  「ペナルティーエリア外からでもゴールできるシュート蹴れちゃうんですよ。」というのは相手にとっては怖い。
 チェニジアの後半終わりに伸二が上がったボールをボレーしたあの強烈なシュートが枠に飛んでいったら相手にとっては恐怖でしょう。
  ミドルシュートは打てる、必然的にカットしに来た相手のスペースは利用できると、選択肢を多く持っている方は、完全に余裕を掴みます。
  また余裕は相手のミスを作り出してくると思います。 さらに、観戦しているサポータ、TVで応援している日本国民も、ミドルシュートが飛ぶようになると、大きな確信が涌いてくるような気がします。さらに、相手のスペースもできてくるので「もっと行け!」という気持ちになり、サポータ一体となって応援できれば凄いことになる。
 もう一つは
「ボールをもらう時の動き」の問題です。 スルーパスの場面でなく、中で、中盤からパスやフライを貰う選手が、止まって受けようとする為、相手バックにカットされてピンチを招く場面が多々あるような気がする。
  しかし、ロシア戦やチェニジア戦ではその後の中盤プレスやコースを読んだカットが幸いして事無きを得ているが、中へのボールは前に出て相手より先にボールに触って即前を向くか、コントール出来ればチャンスになるが、待てカットされれば即不利になるという局面だと考えるべきではないかと思います。

  あと、一つ。 伸二の言葉で、「サッカーを楽しむ」というメッセージは、いつもさすがだなと感激してます。
  この精神は必ず、苦境を突破する。また、全日本選手、また日本国民として「楽しむ」心というのすごく大事だと思う。
  ただ、もう一つ、選手として必要なことがあるような気がします。 それは「決定的であること」 2月にスカパーでヨハンクライフのインタビューを放映してましたが、プロサッカー選手として大事だなと思うことを言ってました。

たしか、小野選手をどう思うかという質問対して、
クライフ「勝れた選手ですね」
聞き手「技術は正確ですよね。」
クライフ「ただし正確というだけでは足りない」
聞き手「小野選手が今後よくなっていくためには」
クライフ「技術には2種類あります。見せるための美しい技術と得点につながる技術です。」     
「彼のプレーを観て、観客は『おお美しい』という、しかしそれだけではダメです。」     
実というだけではダメです。定的でないといけません。」     
「シュートを打ったときには、絶対ゴールを決めなければいけません」     
「これは一見同じようで、まったく違う技術です。」

 伸二はすでに自分のイメージを持って試合に臨むと思うので、邪魔になる場合は無視して望んでもらいたいのですが、 すでに全日本チームを左右する数人の一人であると思うので参考意見として考慮してみてください。
  私は、このクライフの言葉を聞いて改めて、ヨハンクライフ全記録集というビデオをツタヤに行って見てみましたが 「なるほど」と思いました。ピンポイントのパスやセンターリングで得点するシーンが試合の動向を決めてました。
  最後のタバコの箱をリフティングするシーンは、本当にリフティングしているのだと思うのですが大変な技術を持っている のだなと改めて確認しました。
  その異常なまでの確実な技術を持ちながら、決定的な技術の方が必要であると言っているのです。
  これは、そのように心を定めれば即実現すること。
  伸二がまずやれば、皆あとから真似してくる。  さあ〜全日本応援するぞ〜!


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