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 中田英寿選手へ
  最近の全日本の3試合、またワールドカップ出場国の試合を数試合、観ての感想です。
  全日本のペナルティーエリアちょっと外くらいからのシュートはほとんどみてない。これが、日本の自信のなさにつながったってないだろうか?
  イタリア、ポルトガル、フランスなどの予選では当たり前のようにペナルティーエリア外からのシュート蹴ってる。それが本人の自信を確定させているし、それがゴールにつながっていってるように見えます。
  また、「ペナルティーエリア外からでもゴールできるシュートも撃てちゃうんですよ。」というのは相手にとってはこりゃ怖い。 逆に選択肢を多く持っている方は、余裕を持ちます。余裕は相手の隙を作り出すような気がします。 特に、ノルウェー戦のような、日本のいままで勝ちパターンを研究して守るチーム対戦の場合、精度の高いミドルシュートをガンガン打たれたら、必然的にカットしにくる。そのスペースを利用できたら日本の思う壺というような気がします。
  さらに、観戦している我々日本人も、ミドルシュートは余裕で打てるは、スペースの隙をに切り込めるはで「気持ちいい。やっているな!もっと行け!」という気持ちになり、プラスの気が選手に伝われば凄いことになる。 精度の高いミドルシュートはヒデや小野は選択肢として持つだけで即実現できると思うし、明神、稲本、戸田もいままでに最近の試合を除くとAマッチでゴールしているので是非検討してもらいたい。
  あと、一つ。 ヒデの言葉で、今必要なことは「自信もつこと、楽しむこと」というメッセージはさすがだなと感激してます。 この精神は必ず苦境を突破する。
  また、全日本選手、また日本国民として「楽しむ」心というのはすごく大事だと思う。
  ただ、もう一つ、選手として必要なことがあるような気がします。

 
それは「決定的であること」

  2月にスカパーでヨハンクライフのインタビューを放映してましたが、プロサッカー選手として大事だなと思うことを言ってました。たしか、小野選手をどう思うかという質問対して、

クライフ「勝れた選手ですね」
聞き手「技術は正確ですよね。」
クライフ「ただし正確というだけでは足りない」
聞き手「小野選手が今後よくなっていくためには」
クライフ「技術には2種類あります。見せるための美しい技術と得点につながる技術です。」     
「彼のプレーを観て、観客は『おお美しい』という、しかしそれだけではダメです。」     
実というだけではダメです。定的でないといけません。」     
「シュートを打ったときには、絶対ゴールを決めなければいけません」     
「これは一見同じようで、まったく違う技術です。」
  ヒデはすでに自分のイメージを持って試合に臨むと思うので、邪魔になる場合は無視して望んでもらいたいのですが、 すでに全日本チームを左右する数人の一人であると思うので参考意見として考慮してみてください。

  私は、このクライフの言葉を聞いて改めて、ヨハンクライフ全記録集というビデオをツタヤに行って見てみましたが 「なるほど」と思いました。
 ピンポイントのパスやセンターリングで得点するシーンが試合の動向を決めてました。
  最後のタバコの箱をリフティングするシーンは、本当にリフティングしているのだと思うのですが大変な技術を持っている のだなと改めて確認しました。
  その異常なまでの確実な技術を持ちながら、決定的な技術の方が必要であると言っているのです。
これは、そのように心を定めれは即実現すること。ヒデがまずやれば、皆あとから真似してくる。 さあ〜全日本応援するぞ〜!


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